日本の研究者達が「生命の起源」説を構築しようとしている
日本の研究機関の科学者達は、深海の熱水噴出口の周りに微弱な電流が存在することを確認し、このような電流が海中の有機物からの生命の誕生に重要な役割を果たした可能性を示唆していると云う。
日本海洋研究開発機構と理化学研究所の科学者から成るグループは、無人探査機の助けを借りて深さ約1,000mの海底を調査した。彼等は、熱水噴出口から最大約100mの範囲を調査・研究して、乾電池に流れる数分の1程度の電流を検出した。
地球上の生命は、約40億年前に熱水噴出口のような高温高圧にさらされた領域で誕生したとの説がある。生物の機能に不可欠なデオキシリボ核酸(DNA)や組織等の複雑な分子が有機物からどのように作られたかは不明だが、この発見で説明することができるかもしれない。
この研究成果は、2017年第2半期にドイツ化学会誌国際版「Angewandte Chemie」に掲載される。
出典:https://mainichi.jp/english/articles/20170508/p2a/00m/0na/012000c
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